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世界でひとつだけの主食!エチオピアのパンの世界とは?

エチオピアではイネ科の穀物から作られるインジェラという独自のパンを主食としていることで有名です。またインジェラの他にダボというパンも人気の主食としてエチオピアで愛されています。この記事では、独自の食文化を持つエチオピアのパンの世界をご紹介します。

◎世界でひとつだけのパンを主食とするエチオピアの食文化

エチオピアでは食事は家族との親交を深める重要な行事として位置づけられています。その中心にあるのがエチオピアのパンであるインジェラやダボというパンです。そのほかにも、キブという地域によって焼き方などが異なるパンもエチオピアでは親しまれています。エチオピアで毎日のように食べられているインジェラやキブ、ダボというパンですが、インジェラもキブ、ダボというパンも主食としている国は世界中でエチオピアだけです。エチオピアではなぜこのような独自のパン文化が発展し、根付いていったのでしょうか。地理的要因や歴史的要因などさまざまな要因が考えられますが、エチオピアが高地に位置するということが大きな理由のひとつです。

高地で乾燥しているエチオピアでは、育ちにくい植物や穀物が多くあるなかで、インジェラの原材料であるイネ科のテフという穀物は非常に育ちやすい環境にあります。またエチオピアは古代から貿易路の一部でしたが、自給自足の文化が強く根付いており食文化を守り抜く風習が大変強いことも影響しています。このため、主食であるパンやつけあわせなどもエチオピア独自の文化が発展しました。独自の食文化を守り抜くスタイルは宗教的な儀式や家族を大切にするエチオピアならではの価値観も大きく影響しています。

家族の食事の中心にあるインジェラは人を集める象徴で、手で食べることにより絆を深めるという意味合いがあります。またエチオピアの大半の人が信仰しているエチオピア正教会の儀式やクリスマスなどの行事でもパンは特別なものとして振舞われます。単に育ちやすく栄養価の高い穀物であるという点だけではなく、文明や食文化と密接に関わっている重要な主食がエチオピアにおけるパンの世界です。

主食として毎日のように食されているエチオピアのパン、インジェラですが、インジェラだけで食べるということはほとんどなく、その上にはバルバレという香辛料と鶏肉や野菜を煮込んだドロワットというシチューのようなものやおかずを乗せて、インジェラをお皿のようにして食べるスタイルが一般的です。おかずが乗ったクレープやタコス、ブリトーなどのエチオピア版がインジェラにあたります。

世界でひとつだけのパンを主食とするエチオピアの食文化

◎エチオピアで親しまれているパンの種類と特徴

独自のパンを主食としているエチオピアにはさまざまな種類のパンがあります。まず代表的なパンがインジェラです。インジェラの特徴は薄くクレープのように広げた生地と独特の酸味です。発酵する時間により酸味が異なるので、好みに応じて発酵時間を調整することができるのがほかのパンにはない特徴です。インジェラは手でちぎって食べるのが一般的です。インジェラだけでも食べられますが、ワットと呼ばれるスパイシーなシチューやカレーと合わせたり、おかずを乗せてラッピングしたりして食べられています。

インジェラのほかに、エチオピアの食卓に欠かせないパンがダボです。ダボは、外側が香ばしくかりっとしていて内側はふわふわの食感が特徴です。甘みがある生地の焼き上がりですが、多くのエチオピアの家庭ではカルダモンやフェヌグリークなどのスパイスが用いられており、独特の風味が食事を彩ります。日本のエチオピア料理店でもインジェラやダボをメニューに採用している店舗が多いのは、合わせる具材により日本人好みの味に仕上げられるため挑戦しやすいという側面があります。

エチオピアの代表的な主食であるインジェラですが、グルテンフリーで鉄分やビタミン、カルシウムなどの栄養素が豊富で、栄養食という側面もあります。栽培できる穀物や野菜が限られている環境だからこそ栄養豊富なインジェラはエチオピア人にとって貴重です。エチオピアのパンのなかでも、インジェラはエチオピアの食卓に深く根付いているため、何と言ってもインジェラを食べないと満腹にならないという語る人もいるほどです。日本人における白米のような位置付けです。また普段の食卓だけではなくクリスマスやエチオピア正教会の儀式の際にもインジェラが振舞われます。

上に乗せる具材は定番のドロワットで、これはワットと略されたりダーロ(Doro Wat)と呼ばれたりもします。ただ単にクリスマスに食卓を囲ってインジェラやワットを食べるのではなく、クリスマス前には長い断食期間があります。家族みんなで味わう神聖な食事をする前に体を清めるという意味があります。このように、日常と同じメニューを食する場合でもその事前準備に宗教的意味合いが強い儀式がある点に、エチオピア独自のパン文化が垣間見えます。

エチオピアで親しまれているパンの種類と特徴

◎エチオピアの代表的なパン、インジェラの作り方

エチオピアの代表的なパンであるインジェラの作り方ですが、現地エチオピアでは基本的にテフという穀物の粉と水のみです。インジェラの表面には多数の穴が開いていますが、その穴が均等であればあるほど良いインジェラであると評価され良いインジェラが焼けないと嫁には行けないと言われるほど重要な地位をしめています。インジェラの穴は発酵時間によって異なってきます。パンの発酵と言えばその日の気温や湿度に大きく左右されるため、住宅事情が整っていない家庭では、美味しいインジェラ作りはとても大変な作業です。

インジェラ作り方の一例ですが、まずは材料であるテフ粉1カップ、小麦粉半カップ、水適量、ベーキングパウダー小さじ半分、ヨーグルト大さじ2、塩小さじ半分を用意します。テフ粉という原材料はおそらく聞き馴染みのないかたがほとんどだと思いますが、Amazonや楽天市場などの大手通販サイトで購入が可能です。テフ粉がどうしても手に入らない、使ったことがない材料を使うことに不安を感じる方はそば粉でも代用が可能です。

まずはテフ粉、水、小麦粉、ベーキングパウダー、ヨーグルトをボウルに入れて、ホットケーキとクレープを作るときぐらいの中間の生地の硬さになるまで混ぜます。混ぜ終わった生地に濡れた布巾かぶせて最低30分、できれば常温で丸一日かけて発酵させます。発酵が終わると次はいよいよインジェラを焼く作業に入ります。テフロン等くっつかない加工がしてあるフライパンにクレープのように薄く流し入れ、蓋をします。蒸気が上がってきて表面の白い部分がなくなり穴が開いてきたらインジェラの完成です。

エチオピアの代表的なパン、インジェラの作り方

◎まとめ

エチオピアのパンは、独特の気候や文化によって誕生したためとても個性的です。日常生活ではもちろん儀式の前に断食をする習慣はエチオピア固有の文化です。KOKIでは、さまざまなパン作りの要望にお応えする製パン機械をご用意しています。お気軽にお問い合わせください。

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