パンの仕上がりは1gでも変わる?自動計量機を選ぶポイント
◎パン作りにおける計量の重要性
普段の料理で調味料の計量が大切であるように、パン作りにおいても材料の計量や投入のタイミングなどを的確に計算する必要があります。正確な計量を行わずに調理を進めてしまうと、発酵や焼き上げの段階で風味や食感が損なわれる可能性があるからです。計量を行わずに成功することもありますが、次に同じレシピのパンを焼き上げようとする際に再現性を保つのが難しくなります。家庭用であれば多少の誤差は許容できる場合もありますが、店舗として販売や大量生産するとなると、レシピの再現性と一貫性は信頼につながる重要なポイントです。
パン作りにおける計量作業は、発酵や焼き上げの段階にさまざまな影響を与えます。たとえば小麦粉と水の計量は、パン生地の水分量や粘り気を決める要素となり、最終的な焼き上がりの食感に大きく影響します。発酵過程においては、水分や糖分の量が正確でないと、パン生地が上手く膨らまないこともあるでしょう。家庭での計量作業は、大さじや計量カップがあれば充分に思えてしまいますが、正確さにこだわることでレシピ通りのおいしいパンが焼き上がります。そのため、はじめに購入しておきたいのが、0.1g単位で分量を測れるキッチンスケールです。分量の誤差はパンの仕上がりに影響するため、初心者ほど正確さを重視した調理環境や製パン設備を整えることが重要です。また、パン作りの工場で使われている製パン機械には、自動計量機が含まれています。自動計量機は正確な計量と生産性向上に役立つため、昨今の中規模以上の製パン工場では欠かせない装備です。

◎パン作りで自動計量機を使用するメリット
パン作りで自動計量機を使用するメリットとしてまずあげられるのは、手作業よりも格段に精度が高い点です。1回の製パンであれば1gの差は大きな影響を与えないかもしれませんが、安定的に大量生産することを見据えた場合、分量の差は問題点になるでしょう。また、微妙な分量の違いからパンが焼き上がる時間も、人によってばらつきが出てしまいます。パンの品質を一定に保つのは、パン作りをするうえで重要な点です。自動計量機は、デジタルセンサーを用いて0.1g単位を正確に計量する機能を搭載しています。そのため、安定的に大量生産をしたい場合、自動計量機があると、パン作り全体の流れが正確でスムーズなものになります。
自動計量機を導入することで作業の効率化も期待できるでしょう。導入することで、時間の短縮やミスの削減につなげられるため、多くの製パン工場では自動計量機が導入されています。手作業による計量で、0.1g単位にこだわって品質を維持しようとすると、かかる時間は自動計量機の数倍以上です。生産の効率性をあげるには、計量に多くの時間を割くことは得策ではありません。
また、計量にミスがあると、その後のすべての作業が台無しになってしまう可能性もあります。レシピの再現性や一貫性は自動計量機があってこそ保たれるものです。また、自動計量機を使用してミスを減らすことにより、大量の廃棄を出す可能性を防げるのもメリットといえるでしょう。さらに、新しいレシピを開発する際も、0.1g単位の正確な計量により、思い通りの商品を作ることができます。

◎パン作り用の自動計量機を選ぶポイント
自動計量機を選ぶ際は、まず最小計量、最大計量の値について検討する必要があります。最小計量は1gや0.1g単位のものや、さらに細かく0.01gまで測れるものなど製品によって精度はさまざまです。家庭でキッチンスケールを導入する際は、最小計量が0.1gであれば、おいしいパン作りができます。0.1gと聞くと細かく感じてしまうかもしれませんが、最小計量は計量の精度とイコールといっても差し支えありません。1g単位までしか計量できない自動計量機だと、2.2gの場合でも2gと表示されてしまいます。家庭での製パンでは、イーストや塩の分量は1g単位での計量がほとんどです。2gのイーストのはずが実は2.2gだったとなると、パンの仕上がりがイメージ通りにいかないケースも出てきます。0.01gまできっちりと合わせる必要はありませんが、家庭で使用する場合でも0.1g単位まで計量できるキッチンスケールを選ぶようにしましょう。製パン工場用であれば、0.1gの誤差が積み重なると大きな差になるため、0.01gまで計量できる自動計量機を選びます。
パン作りにおいて計量といえば小麦粉やイーストに目がいきがちですが、水や牛乳などの水分の計量も大切です。自動計量機を選ぶ際は㎖モードが搭載されているモデルを選択しましょう。小麦粉などの粉と違い、水や牛乳は計量しやすく、家にある調理器具で代用できそうと思う方もいるかもしれません。しかし水の100mlと牛乳の100mlではg数が違います。水と牛乳では重さが違うため、水100mlは100gですが、牛乳100mlは103gです。このように一概に100mlといっても重さが違うため、gでもmlでも計量できる自動計量機を選ぶことが、おいしいパン作りのポイントです。
最大計量に関しては、どの程度一気にパンを焼くのかという生産規模や、パンの種類によって変わってきます。小規模な生産の場合、2kgや5kgのものなど、調理スペースに合わせた製パン機械を選択するのがポイントです。小さなものであれば、省スペースで効率的な作業が可能になります。自動計量機を選ぶ際は、目的や作るパンの量に合った機種を選びましょう。

◎まとめ
パン作りにおいて、計量は重要度の高い工程です。発酵の際に上手に膨らまないなどのお悩みがある場合、計量方法の見直しがイメージ通りのパンを焼き上げることにつながります。KOKIでは、シンプルで誰でも扱いやすい製パン機械を開発・設計から製造・販売・保守まで行っております。導入まで丁寧にサポートさせていただきますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
